丹沢の5月も中旬以降はゴヨウツツジ(別名シロヤシオ)やミツバツツジ、トウゴクミツバツツジに彩られます。特に檜洞丸の山頂一帯はシロヤシオの景観が見事です。残念ながら今シーズンは登山自粛で鑑賞することもできないようですが、きっとまた来年も美しい花を咲かせているでしょう。
◆ニュース&トピック
丹沢の歳時記:5月
4月の歳時記
これ、なんの花でしょう? 実はギョウジャニンニクの花です。ギョウジャニンニクはネギの仲間で、行者がこのギョウジャニンニクだけを食べて修行したといわれるのが名前の由来です。パスタによし、餃子の具材としてもよし。しかしなんといってもシンプルなのはしょうゆ漬けです。春の山菜でGW頃の北海道が本場ですが、長野や福島などでも生産されています。きれいに洗って長さ3㎝に切り、生醤油に漬け込むだけです。滋養強壮に役立ちそうなその味は春の味覚です。
4月の歳時記:新潟・弥彦山のカタクリ
今季のハマ・マウンテンでも募集していましたが、今冬は異常気象の暖冬で花の名山として知られる弥彦山では例年4月上旬に見頃を迎えるカタクリが3月中には花を咲かせたようです。4月のガイド山行は中止でした。カタクリはユリ科の仲間。地下茎が深く、鱗茎(りんけい)の姿が栗の片割れに似ることから命名されたものです。地下の鱗茎からは良質な片栗粉が作られます。カタクリ粉の名の由来ですが、現在のかたくり粉はジャガイモやサツマイモから抽出したでんぷんで作られています。可憐で美しい花弁です。来年はぜひとも山でお会いしたいものです。
4月の歳時記:丹沢の花
丹沢にも4月には花が咲きます。いちばん目立つのは登山道わきにちっちゃな花を咲かせるスミレです。スミレはいろんな種類があって、なかなかなにスミレなのか素人には難しい花です。また丹沢の稜線にはアセビが小さな群落をつくっており、そのアセビが4月には花を咲かせます。和名「馬酔木」で、アセビと読みます。早春に白いつぼ形の花を連ねるアセビは、『万葉集』にも詠まれるほど日本人にとっては身近な花のです。アセビは毒をもちます。馬が食べると中枢神経を麻痺させて酔ったように足がふらつくと言います。そのため動物は食べません。地方にはウマクワズ、シカクワズ、シシクワズなどの名称があります。食わずとも見ているだけでじゅうぶん満足する花木です。さてさて5月になると丹沢にはどんな花が咲くのか。次号を楽しみにしてください。
ミシュラン三つ星の高尾山に登って来ました(東京都)
ツアーの下見に久しぶりに高尾山に登って来ました。登りは1号路で薬王院にもお参りして山頂へ。下りは4号路でした。山道脇の斜面にはいたるところにスミレの花がさいていました。ちっちゃい可憐な花です。スミレの仲間は種類が多いのですが、たぶんヒカゲスミレだと思います。
大倉から塔ノ岳の山歩きを楽しみました。
天気に恵まれた表丹沢・塔ノ岳。15人のハイカーと歩いてきました。1200Mの高低差を持つ通称バカ尾根です。皆さん4時間を切る登頂時間でした。山頂からは富士山を眺め、相模湾の海景も満喫できました。お疲れさまでした。
広沢寺で岩登り体験と見城山ハイク
表丹沢の岩場、広沢寺でアルプスなどの岩場歩きをこなすための岩登り教室。岩登りのあとは近くの見城山にハイキングしました。スリリングな岩場講習に参加したハイカーは「楽しい!」「怖い!」の連呼でした。皆さま、お疲れさまでした。
日和田山で読図講習と岩登り
奥武蔵の日和田山でオリソンテ登山学校のセルフレスキュー講座。日和田山で読図講習、その後は日和田山の男岩で岩登りを楽しみました。
奥多摩の戸倉三山を歩いてきました。
奥多摩の戸倉三山を18名のハイカーと歩いてきました。荷田子の集落からグミ尾根に取り付き、臼杵(うすぎ)山を抜けて市道山~醍醐丸~和田峠へ。急峻なアップダウンが連続するなかなかの山域でした。
ヘヴィーハイカーのための岩登り講習会をやります。
丹沢は奥多摩に比べて岩場が少ないです。なかでも広沢寺の大スラブが知られていますが、講習会に使えるのはこの岩場くらいです。夏の槍穂高や剱岳を視野に入れてチャレンジしてください。